私は昔は自殺するくらいなら逃げ出せばよいのにと思っていました。でもそれは結局は正常な判断がついて頼れる人、逃げ出せる場所がある場合です。「どうとでもなる」と言う人も居るでしょうが、実際はどうとでもならない場合も多いでしょう。

鬱病は自殺と関係する場合が多いそうです。自分が鬱病を経験して実際その瀬戸際を体験したので実感としてもあり得るだろうと思いました。気を付けなければならないのは特に以下2点です。

  • 正常な判断がつかなく、ネガティブな思考の場合が多い
  • 突発的に動き、通常人が踏みとどまる一線を簡単に超える

私の場合は外出先で訪れました。家にいると不安が襲ってくるので夕方外にドライブに行き、公園でぼーっとしていました。最初は気分が良かったのですが、段々とすこしずつ自分で階段を下りていくように気持ちが沈んでいきました。

  • 自身の現状を考える

  • 不安になる

  • 理性的に客観的に前向きに考えて励ます

  • 少し持ち直す

  • また不安になる

  • 理性的に客観的に前向きに考えて励まして不安になる

段々と思考がおかしくなって考えが止まりません。動悸が始まり段々と激しくなってきます。そして自分を客観視しようとして段々と自分で自分を見下ろしている感覚になって、自分で自分の姿が見えました。その後生きている事がとてつもなく怖くなり(自殺したくなり)、そして死ぬのもそれに匹敵するくらい怖くなり震えてきました。そしてグルグルと世界が回りだして気が付くと何時間も経っており、友人に電話して全てを吐き出しました。友達は夜遅いのにずっと話を聞いてくれて段々と落ち着いてきました。気が付けば24時くらいでした。

今思えばですが、この時友人に電話せずに居たら本当にどうなっていたのかわかりません。その位恐ろしい体験でした。この時友人に全て、本当に恥を捨てて全て話したからこそ現在段々回復してきたと今なら思います。

以上の様に人は正常な判断が付かなくなり、それが突発的な行動の瞬間と重なると自殺する可能性があると感じました。自身の個人的な意見ですが、病んでいる人の話しを聞きやすい状況をつくりとにかく話を聞く。そして一緒に寄り添う、傍にいることを意識してもらう事が自殺を防ぐのに大切なのかと考えます。

鬱病と自殺